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茶畑庵日乗 Diary From the Chabatake Hermitage

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2009年 04月 01日

helloharuo tour 2009 BEOGRADJANKA PART1

helloharuo tour 2009 BEOGRADJANKA

地球上の友達を訪ねる旅、今回はセルビアにいるジョンに会いに行って来た。
ジョンはこのブログにも時々登場する僕の兄弟の様な人物。
そのジョンが祖国セルビア(カナダ人だが血はセルビア人)に住む事になったのが2ヶ月前。

セルビア滞在中に様々な事を学び、楽しんだ。
このブログに書ける範囲で書きまとめ、旅日記を紹介したい。

滞在国 SERBIA(セルビア) 首都 BEOGRAD(ベオグラード)
滞在期間 2009年3月19日〜2009年3月30日 昨日31日に帰国。
利用航空会社 アエロフロート航空 成田⇆モスクワ(10時間)経由⇆ベオグラード(3時間)
¥86,000(チケット)+¥35,000(燃油等)+¥6,870(Taxその他)=¥127,870
日本との時差 −8時間(3月29日からサマータイムになり7時間)
通貨 1RDS ディナール 1.38円

さて、昨日の朝10時に帰国、成田に飛行機が着いてすんなり税関は通過して成田エクスプレスを利用し新宿まで移動した。そして新宿から高速バスを利用してJR御殿場駅へ。そして電車に乗り換えて茶畑庵まで帰還。時計は4時をまわっていた。成田から茶畑庵までの距離だけでも十分な距離の旅になる。東京の渋谷に住んでいる頃とは明らかに違いがあり疲労も増した。飛行機の中では殆ど寝れなかったので昨日今日は睡魔が時差ぼけと共に襲って来る。今週は平常に戻る調整期間になるだろう。

ロシアのアエロフロート航空は初めて利用したが悪予想を大きく外れ快適だった。友人に聞いたり、ネットで調べたりすると大抵はいい答が帰って来なかった。オンボロだの態度が悪いだの、荷物が出て来ないだのとあったが僕はまた利用してもいいと思った。まずオンボロの飛行機の時代はロシア製の飛行機の時代であり僕が乗った飛行機は真新しいエアバスだった。という事は乗った事のある人は分かると思うが快適に決まってる。客室乗務員さんたちも綺麗でサービスも嫌な思いは一度もしなかった。乗客に配られたブランケットが僕の好きなオレンジ色だったというのも吉。食事は前もってベジタリアン・ミールにしてもらえる様にオフィスに頼んでおいたがちゃんと行き帰り用意されて約束を守ってくれた。最近、飛行機のサービスでアルコールのドリンクが有料になっている事が多いがエアロフロートもそうだった。でも酒がなくとも済む。「機内アナウンスをロシア人客室乗務員が日本語でしゃべる、その声が可愛い!」と情報を掴んでいたがやっぱりその通りアナウンスしてくれて何ともまあ、可愛らしくしゃべる事か、録音しておけば良かったと悔やむ。今までの経験で言うとヨーロッパまでは10時間以上かかるがモスクワまでは確かに地図上でも分かるが近い。行きは10時間、帰りは9時間だった。

チケットはジョンの勧めで新宿のアクロスのボビーと言うインド人に電話して手配してもらった。最初電話で話して後はメールのやり取りで済んだ。今までの経験だと成田のカウンターでで引き換え情報を見せて“チケット”を手にする仕組みだったが今回は『E・チケット』というものがメールで送られて来てタイム・スケジュールが書いてあるその『E・チケット』のファイルをプリントアウトしてそれをカウンターで見せるとボーディングパスが貰える。チケットは貰えないのだ。行き帰りそうだった。多少心配もしたがチェック・インの際にそのプリントアウトを見せるとすんなり手続きしてくれた。今後この『E・チケット』が主流になるのかな?もしくは主流になっている。

機内では映画

『幸せになるための27のドレス』
『フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石』
『ピンクパンサー/スティーブ・マーティン』
『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』

等を観た。ロシア映画もいくつか観たが今ひとつ面白くはなかった。でも古い映画もあったりして共産主義時代の文化やファッション等が垣間観れたのは良かった。実は試聴に利用したイヤホンを誤って壊してしまった。イヤホンをしたまま立ち上がってトイレに行こうとした時、イヤホン・コードが短いので引っ張られてプラグの根元のカバーが壊れた。ケアレスだった。

格安チケットという選択でエアロフロート航空を利用したが反ってそれは正解だったと後になって気付く。セルビアもロシアも同じスラブ民族なので顔や体格なのが似ている。ベオグラードまでの直行便はないのでいずれにせよどこか近隣の国から入国しなければならない。ならば次回もエアロフロートを利用したい。

ジョンからベオグラード行きを誘われたのは2月の終わりの事だった。旅行に行くお金もないし無理だなぁと思っていた所に数日後友人宅に遊びに行くと夜テレビである報道カメラマンがセルビアについて語っていた。それはかなりシンクロしていてタイムリーだった。友人も僕のお尻を叩いてくれた。番組の司会は今田耕司でカメラマンの経歴から始まりセルビアの街並が映し出されていた。そして僕にはかなり興味深いお話、『BEOGRADJANKA/ベオグラジャンカ=ベオグラっ娘』が番組で街頭インタビューされていた。このカメラマンはこんな著書も出している。『なぜベオグラードには美人が多いの?』の問いに『それは歴史的に血が混ざっているからじゃないの』という答が多かった。

ジョンのお誘いはもっと重要な大切な全然別な協議会の参加(撮影)だったのだがどうせセルビアに行くら“BEOGRADJANKA”を撮りたいと思った。

3月に入って約1週間すると運良くお金の入金があった。即座にチケットの手配をした。母に、友人たちに連絡した。スケジュールの調整をした。出発は学校の卒業式を終えた次の日に設定した。卒業式+卒業パーティーには出席しなければならなかったし、出席したかった。

“BEOGRADJANKA”とはそもそも旧ユーゴ(共産国時代)に建てられた高層ビルの名前だ。それがいつの間にか“ベオグラっ娘”になった模様。サウンド的にも好きだ。

成田で¥を€に換金しておいた。¥50,070=375€だった。
飛行機がモスクワに着くとトランジットの為2時間半ばかり空港内で待機。初めてのロシアだった。外は雪が積もっていた。500mlの缶ビールとポテトチップスを買ってみたら6€もした。僕が乗った飛行機がモスクワ経由のローマ行きだった。明らかに日本人の乗客はローマに向かう気配がした。モスクワとベオグラードの時差は2時間ある。飛行機は予定通りベオグラードに着いた。

そこには誰も僕を待っていなかった。

つづく。

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滞在中に教えてもらったセルビアの歌手(maybe!?)CECAの“BEOGRADと”いう曲。
一発で気に入った!彼女も“BEOGRADJANKA”?


by helloharuo | 2009-04-01 23:46 | helloharuo tour 2009


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