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茶畑庵日乗 Diary From the Chabatake Hermitage

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2007年 04月 12日

暗室


暗室を使わなくなって2年以上が過ぎている。
暗室は、四畳半の部屋を用意してこれまで制作活動においてかなりの重要度があったのだが2003年にデジタルカメラを買ってからは、使用頻度が下がって行った。

昨日(4/10)をもって暗室を潰した。暗室はそのまま機材置き場、仕事部屋と様変わりをした。暗室では、モノクロというよりカラープリントが主体だった。暗闇で作業する独得な空間が好きだったし、プリントした後に水洗という作業があり水にも触れる。

暗室の代わりとなるのが明室。それは、Macの事。今もそうだが家いにいる時は寝るまでMacの前に座って作業をしている。今まで撮ったネガは、新しく購入したスキャナーが活躍する事なる。今はこれでいい。

カラーの引き伸し機&カラープロセッサーは、まだ手放す事が出来ないので写真学校の生徒たちに貸し出す事にした。まずは半年無料で貸し出した。半年後に売り渡し処分するか
返却してもらうか答えは後にした。


写真でのアナログとデジタルの例えとしてオーディオでいえばCDとレコードがある。レコードも確かに味があるが今は、殆どの人がCDやiPod等で音楽を聴いていると思う。僕は、レコードを1000枚所有している。すべてブリティッシュロックなのだがこれはまだまだ手放せない。それはレコードジャケットの大きさ(30cm×30cm)が大きく関係をしていてこの大きさで表現される写真やグラフィックにはまだまだCDからは比べ物にならない影響を受けている。僕は、そもそも20年以上前からレコード収集するうちに音楽を奏でる事よりも写真に興味を抱いて行きカメラマンになった経緯がある。
もしも手放すならやはりレコードジャケットをスキャンして音源はCDに焼く事になるだろうか。この答えもまだ先に伸ばした。

行く暗室を使っていると愛猫、黒猫のなでしこが侵入して来た。僕のそばでじーとして作業を見守っていてくれた事を思い出す。

暗室。

この独得な空間は、カメラマンならではの聖域。
今までどうもありがとう!

やっぱちょっと寂しいな。

暗室_e0067850_14565085.jpg


by helloharuo | 2007-04-12 09:19 | PHOTOGRAPH


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