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茶畑庵日乗 Diary From the Chabatake Hermitage

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2014年 03月 10日

日記

Monday 10 March

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禅寺に行く。今日から坐る場所を変えた。すると発見があった。それは目の前の壁に真観自身の影が写ることだ。光は後ろからぼんやりと差している。その影は自分自身の投影。

『この影とこれから毎日対峙して行くのかぁ』

今朝の参禅者は真観ともう1人。ご住職と2人の参禅者の位置関係は丁度正三角形になる。

近く茶畑庵に来訪者が来る予定。真観は、2階のラリブラリー室に泊まってもらおうと考えている。したがって今日は、ラリブラリー室を集中的に掃除、整理を始めた。本の並び替えをしながら断捨離として要らない本の選別もした。その数は、20冊くらいになった。またそれで気持ちがすっきりとした。明日は布団を干すことにしている。今年初めての来訪者になる。真観は楽しみにしている。来訪者は、特にこちらに来てからどこかに行きたいとのリクエストはない。では無理なくゆっくり過ごしてもらおう。

そのラリブラリー室には過去の日記帳も沢山残してある。断捨離ついでにさてその日記帳を捨てようか?そう思った真観だったが折角書いたのにそれはどうなんだろう?いくつかの日記帳のページを開くと今までの人生で忘れていない出来事の日記があった。懐かしく読んだが恥ずかしさも伴う。特に恋愛に悩んでいたりしているのは様子の日記は、他人には伏せたい。真観は思った。

S子
『私のことは書いてあるの?』
真観
『内緒』
『ある意味、ネットで公開している(この)日記の方がまだ読み返すことに抵抗がないな』

真観の日記は赤裸々な部分も多々ありながらネット上公開しているわけだが心の奥底の気持ちのディティールは自分の胸に閉まっている。それはそうだと思う。なんでもかんでも書けばいいということでもないと思う。

不思議な国のアリスの著者であるルイスキャロルは生涯に10万通の手紙を書いたという。しかも驚愕なのは相手に出した手紙の内容を自分用にも書いて保管していたと聞く。だからこそ今でも残っているのだ。これを想像すると恐ろしく几帳面でクレイジーだ。見習いたい!?

このエピソードを思い出した真観は日記を捨てることを止めてもう少し眠らせることにした。

by helloharuo | 2014-03-10 23:10 | helloharuo


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