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茶畑庵日乗 Diary From the Chabatake Hermitage

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2009年 07月 09日

日の目

カメラマンは写真を撮るのが性で仕事。それは当たり前。
長い間、いつかこの目でライブを観たい!と思うシンガーがいた。

その人が山根麻以さんだった。

それが叶ったのは2007年の夏の事だった。

2000年を超えて間もない頃、ファニマルの二人の紹介で花組芝居の制作担当をしていた知子に出会った。知子とは仕事を通じて友達になった。
知子には小学校からの幼なじみで池田朋子さんという同じ『ともこ』という名前でシンガーの友達がいた。
そして池田朋子さんは山根麻以さんのバックコーラスを経験した事があった。

2007年夏、僕は、池田朋子さん夫婦と知子との4人で山中湖交流プラザきららの野外シアターで開催された山根麻以さんのライブに初めて出掛けた。

彼女がステージに立つと曇っていた空に光が見えた。
野外シアターはステージ後方が何もなく解放されていて天気がいいと富士山が見える
構造になっている。

この人は宇宙と交信が出来る人だと、そう感じた。それはかなり衝撃的だった。

会場は、セキュリティーには特に厳しくはなくピースフルで僕は持って来たカメラと望遠レンズでライブを撮った。撮りながら涙が溢れて出した。
泣きながら写真を撮ったのは少林寺拳法の撮影以来だった。ステージには子供たちが走り回っていた。

2度目に山根麻以さんのライブを観たのは、代々木公園で開催されたアースデー2008だった。
一日目の最後に彼女はステージに立った。あいにくの雨で露天の店は早めにクローズしていた。
夕暮れになる頃僕はやはりカメラと望遠レンズで彼女を撮っていた。また涙が溢れ出した。

僕が交流を深める八王子のホリスティック・アースのTENKYちゃんから今年に入って山根麻以さんのライブをホリスティック・アースの会場内で開催するという話を聞いた。そしてその際に僕の写真展をやらないかと持ちかけられた。僕は、『過去に非公式ではあるけれど山根麻以さんの写真を撮っている。ライブに合わせて写真展をするなら山根麻以さんの写真を展示したい。』

それからやはり人を介して山根麻以さんを紹介されとメールのやり取りをした。
僕が撮った山根麻以さんの写真のセレクトをメールで送り確認してもらった。
彼女の返信はそのセレクト写真すべて使用していい許可だった。

僕は、ライブ写真を仕事で長年撮って来ている。写真のジャンルでも得意分野だ。

2009年5月31日(日)
ホリスティック・アースで山根麻以さんのライブと僕の写真展がジョイントで開催された。ステージのデコレーションには、ピコピコ王国のといちゃんこと戸泉日真がお花を飾った。そのライブは素晴らしいものになった。

僕は、大判プリントを9枚展示した。この写真展をBLOG等で告知したかった。それには訳があり数人の友人しか声を掛けなかった。というのも会場のホリスティック・アースは基本的には人の家。リビングでライブは行われたが50人くらいでいっぱいとなる。(50人入るリビングというのも凄いが。)ホリスティック・アースには登録制の会員がいて会員だけでも50人は満たされてしまうからだ。だから山根麻以さんも僕も特には、告知をしなかったのだ。

写真は気に入ってもらった。帰り際、僕は何点か山根麻以さんに写真をプレゼントした。その写真の内、手元を撮った写真があった。ホリスティック・アースの入り口に展示した写真だった。顔が映っていない分、印象的な写真だ。その写真はアースデー2008で撮った写真だった。

その後も山根麻以さんの妹さんの栄子さんとメールのやり取りをした。
そしてその写真を今年の山中湖交流プラザきららの野外シアターで開催される山根麻以さんのコンサートのポスターやチラシに使用する運びになった。

そう一枚の写真はこうやって日の目を見たのだ。

人との繋がり、縁は、何て不思議なんだろう。
自称『出会いのカメラマン』と言い続けて12年。
それはまんざらでもなく出会いは限りなくこれからも続く事だろう。
ミラクルとも言える今回の出会い、僕は、自分は自分のままでいいんだと確信した。

出会いに感謝。

※僕は残念ながらこのライブには行けないが是非!山根麻以さんのライブを体験してもらいたい。

日の目_e0067850_22431144.jpg


by helloharuo | 2009-07-09 22:59 | ART & MUSIC


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