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茶畑庵日乗 Diary From the Chabatake Hermitage

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2014年 03月 22日

子守唄の落とし穴

Saturday 22 March 2014

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真観は、今日も禅寺に行った。今日は土曜日なので2炷目に提唱があった。気になったご住職の言葉をノートにメモをする。『自分の観念が邪魔をする。聞こえちゃった。出て来ちゃった。出て来たものはどうしようもない。観念と物の有り様がただ平行線になっているだけ。→悟りにあらず。坐禅は坐禅のためにす。「生知」赤ん坊は知らない。坐禅は楽に坐ればいい。坐に任せればいい』等々。また良寛さんの詩を紹介してくれた。

坐禅会が終わりご住職と話をした。ご住職は照明機材を更に買い足していた。真観は、額装の話をした。

茶畑庵に戻ってから良寛さんの詩が気になったのでネットで調べてみた。恐らくこの詩のことだと思う。

「花無心招蝶」
   花無心招蝶  花は 心無くして蝶を招く
   蝶無心尋花  蝶は 心無くして花を尋ぬ
   花開時蝶来  花開く時 蝶来り
   蝶来時花開  蝶来る時 花開く
   吾亦不知人  吾も亦 人を知らず
   人亦不知吾  人も亦 吾を知らず
   不知従帝則  知らずして 帝の則に従う

花は招こうという気持ちもなく、自然に蝶を招き寄せ、蝶は尋ねようという気持ちもなく、自然に花を尋ねまわる。しかし、花が開く時には蝶が来るし、蝶が来る時には花が開く。そのようにわたしもまた他の人の気持ちを知らないし、他の人もまたわたしの気持ちを知らない。知らないながら、自然のなりゆきに従って、出会いが行われるのである。(※詩は明らかに「十八史略」によっている。)

真観は、ご住職から「真観」とい戒名を1月31日(旧正月)に授かったわけだが読経の時に唱える「妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈」の中に「真観」という言葉を見付けていた。その意味も調べてみた。

真観清浄観 廣大智慧観 悲観及慈観 常願常瞻仰 (しんかんしょうじょうかん こうだいちーえーかん ひーかんぎゅうじーかん じょうがんじょうせんごう) 観世音菩薩は煩悩のない清浄なものの観方で、真実のことを観極め、広大な智慧と大悲観と大慈観が具わっている。汝らも常にそのようになるように仰ぎ願うようにしなければならない。

1、  真実を求め真理を愛する心、真観。
2、  清く澄んだ、私利私欲に走らず、利他を重んずる心、清浄観。
3、  あらゆるものを平等に観ずる心、広大智慧観。
4、  他の苦しみを自らの苦しみとして共感できる心、悲観。
5、  他の楽しみ、喜びを共に観じられる心、慈観。

『真実を求め真理を愛する心』かぁ。

真観は朝食を食べた後また布団に入ってお昼までまた寝た。『何故こうも眠いのだろうか?』真観は不思議でならなかったがその訳にやっと気付いた。恐らく電磁波だ。最近「正法眼蔵随聞記」の朗読(YouTube)を毎晩子守唄の様に聞き、聞きながら寝ていた。それは枕元にiPhoneを置き聞いていたわけだがその間WIFIも作動している。他の理由だとしてもこのやり方は改めた方が良さそうだと思った。それにもう一つは、やはり枕元の時計。時計の前面はプラスチック製で鏡面になっている。自分が寝ている姿が鏡に映ることは風水では良くないとされる。それは分っていたが大目に見ていた。この際、時計は柱に設置に枕元にはiPhoneもiPadも置かない。布団に入って寝れない時は読書をしよう。真観はそう思い実行した。電磁波だ。妙に頭が冱えなかったのは電磁波の影響だ。4日前の日記に書いたトシさんの読書レポートにも睡眠とiPhoneの関係が書いてあったではないか。真観おバカでしたでキャイ〜ン!「正法眼蔵随聞記」そのものはとてもすばらしく勉強になる。(当たり前か)
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真観は、夕刻5時、茶畑庵坐禅を1炷組んだ。久しぶりのことだった。習慣にさせたいと思う。あれもこれも習慣にさせるのは難しいがやる気があれば出来る。

寝室は整った。さて夜の9時、寝てみよう。おやすみなさい。

by helloharuo | 2014-03-22 19:07 | HEALTH&FOOD


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