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茶畑庵日乗 Diary From the Chabatake Hermitage

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2014年 03月 03日

溝口健二 「近松物語」 1954

Monday 3 March 2014


この映画は凄まじい!なんとも凄まじい!長谷川一夫扮する茂兵衛(もへい)がお家様の為に店のお金を主人に黙って一時借用する小細工として判を白紙に押したところを番頭?に見られたところからストーリーが大転回する。茂兵衛の倫理観に美しさを強烈に覚えた。そして茂兵衛とお家様が仕方なく心中をする時に愛の告白を茂兵衛がするとお家様が死ぬのをやめたあたりからの男と女のなさぬ仲の愛情の表現が凄過ぎる!キスや裸が出なくてもそれは十分表現出来ている。脚本、映像、音楽、役者全てが天下一品の作品。出会えてよかった。

by helloharuo | 2014-03-03 19:11 | FILM(MOVIE)


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