2011年5月15日(日)
昨夜の内に横浜まで移動した。横浜のSの家に着いたのは、11時半近くだった。肩の痛みの為、機材+荷物のすべてをキャスターの付いたキャリング・バックで運んだがそれはそれで地下鉄の階段の昇り降りの際に難儀した。
朝7時半に横浜を車で出発して押上のスタジオまで移動したが休日とあって首都高はガラガラだった。スタジオがある押上辺りに近づくと極太のスカイツリーが姿を現した。高さよりも塔を構成する骨組みは圧巻だった。
今日の撮影は、AVの撮影だった。9時から21時までの12時間で様々な撮影をした。僕の役目は、チャプターごとのイメージ・ショット。それに現場のスナップ・ショットだ。女優も男優も正しく体当たりの演技。嘘はつけない。一般から見れば特殊な現場だが場の雰囲気は、助け合い、和気あいあいだ。それも制作+監督のSの人柄があっての事だと思う。間違いはない。
鎮痛薬を4時間置きに飲んで僕は、撮影を全うした。この仕事は、「出会い」から生まれた。Sは、ヨドバシカメラ時代に同じ店員として働いた仲間でその後僕のアシスタントをしてくれていた時期がある。彼が今のAVの会社を始めた経緯には僕と言う存在が必ず浮上する。その彼から依頼された仕事だ。
21時ピッタリに仕事は終了し、また車で横浜まで戻った。オフィスに寄りその足でSの自宅まで車で送ってもらった。運転するは、男優さんだった。
お腹が空いていたがSの家の近くでは食べるところはなくコンビニで弁当を買ってもらいSの自宅で2人で食べた。シャワーをして一段落すると僕は、12時間の労働の疲れがドッと出て横になった。
どの仕事もその人の生きる糧、生きる道。
僕は、ポジティブに真摯に受け止めてこの仕事をエンジョイしている。
それにしてもいつになったら肩の痛みが取れるのか?
痛い、痛い、と嘆きながらの毎日だ。