人気ブログランキング | 話題のタグを見る

茶畑庵日乗 Diary From the Chabatake Hermitage

helloharuo.exblog.jp
ブログトップ
2005年 10月 06日

上下関係なんかクソ食らえ!       

フリーランスのカメラマンをしていても不条理な上下関係に悩まされます。

それは仕事を依頼する側と受ける側の関係です。

長年仕事の依頼を受けていた制作会社の社長は5年くらいの付き合い。だけどいつも仕事をすると嫌な思いを受けて来た。

フリーランスのカメラマンとしては多少嫌な思いをしても仕事は仕事。引き受けその仕事を達成する事は自己の信念。でももうこれ以上仕事は受けたくないと思っていた。それは、やっつけ仕事的態度とクリエイティブさがない所、そして一番が”愛”がないところにフェアーでないところ。
(詳細を書くとかなり長くなるので端折ります。)

ある日仕事の依頼が携帯電話に来た。
電話に出なかった。
留守電に『電話をくれ』と。
迷った、どうしようかな?
そのままにした。

再度電話が入った。
留守電に『後一時間以内に電話をくれないと仕事なくなっちゃうよ』
仕事を受けるにせよ、断るにせよこちらから電話はするべきなので電話をした。内容を確認してオフィスに赴く事に。

仕事の打ち合わせをした。ぼくにはマネージャーが昨年秋から付いているのでマネージャーを通して下さいと頼んだ。彼はそれを懸念した。理由は、毎度毎度の仕事のギャラ(報酬)が仕事を終えてから伝えられるのだ。僕はそれを防御したかった。通常は逆。彼の会社に大きいバジェットで仕事が入りカメラマンに対するギャラを彼が決定するのだが金額の割り振りは後回し。その方が彼の会社の懐に入る金額を調整しやすいからだ。仕事をしたら意外と経費が嵩む事があるからギャラを後で決めるのは彼にとっては好都合。

彼はもちろん年上で、依頼者側の社長、出会いもお世話になった年配のカメラマンからの紹介。

フェアーなやりかたとしては、ギャラは仕事を依頼する時に決める事が重要。過去の仕事で何度かトライしても後回しだった。それでも仕事の依頼を受けたのは、自分も悪い。しかし、それが出来る”雰囲気”がそこにはなく、クリエーターとしては仕事(撮影)の内容に神経を集中する事が第一になってしまうからだ。

マネージャーを通す事は、通常のやり方をしなければらないので
今回の仕事のギャラは仕事をする前に決定が出来た。しかし、『あのマネージャーは良くない。マネージャーを通さすに君と直接仕事をしたい。』と来た。案の定だった。

マネージャーとも話して今後一切彼の会社から仕事を受けない事にした。10年近く独りでフリーランスの仕事をしているとこの様な”いつのまにか”の不条理な上下関係が成り立ってしまう事が多々あった。マネージャーを付けたのはそれを防御するため。そうでないと、どうしてフリーランス(自由契約)で仕事をしているか本末転倒してしまう。

これで、一つクライアントが減ったがマネージャーと新たなクライアントを見付けよう!と結束が固まった。 雨降って地固まるだ。

>留守電に『後一時間以内に電話をくれないと仕事なくなっちゃうよ』

これは目の前に人参をぶら下げられた馬の如くだ。

余談ではあるが、過去に絶交した男性がいる。(今の自分は絶交なんてありえないほど人間関係はうまくいっているが。)
もうひとり、浮気を繰り返し、友人の女性に辛い思いをさせ離婚した男性がいる。
そして今回の社長。
実は、この3人の顔かたちが似ているのだ。社長と会っていると他の2人の顔を思い出し、嫌な思い出も蘇えるはめになる。

もう2度と顔を合わしたくない3人。
反面教師としてお世話になりました。

明るい未来に向かって歩んで行きたい。

(mixiの中で自分が作ったコミュニティー『上下関係なんかクソ食らえ!』から転載しました。)
上下関係なんかクソ食らえ!       _e0067850_11271769.jpg

by helloharuo | 2005-10-06 11:24 | helloharuo


<< インテグレーション 祭り 2005      DIARY 2005.10.2 >>