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茶畑庵日乗 Diary From the Chabatake Hermitage

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2009年 08月 22日

"シエスタ" 地中海スタイル Portraits of Serbia 6 0822

今は日曜日の4時45分あたり。日本は日曜日が終わろうとしている。7時間差。さて昨日の日記を書きましょう。昼間の日差しは気持ちいいけど確かに暑い。人々は午後に少し昼寝してまた夜活動する。だから夜でも子供たちが遊んでたりする。これが地中海スタイルのシエスタらしい。今日の朝は、ジョンよりも先に帰ったわけだけどジョンに言わせれば朝方ボートから川に飛び込んでいたヤツがいたらしい。それを聞いてあ〜その場にいたら写真を撮っていただろうな?と思った。

僕はカメラマンだからいつもカメラを首からぶら下げているわけだけどセルビア人にとっては日本人はいつもカメラを首からぶら下げているという事になる。僕は、日本人でカメラマンなのだから始末に負えない。撮りたいものはいっぱいあるが人を撮る時は十分注意をしている。不快感を与えたくないからね。時にはカメラを持たずに街に出たいけど本当に写真撮りたいから持っていってしまう。"瞼のシャッター"でいいじゃんと分かっているんだけどね。

一度中華を食べるとやっぱりまた食べたくなる。ジョンは僕が行った事がない中華レストランを知っているというので彼を誘ってそのレストランに行ってみた。自分では見付けにくい場所にあった。昨日のパーティーで出会ったジョンの友人のジャーナリストのジョージも呼んで3人で食べた。炒飯と炒麺とスープを注文した。炒飯はひどかった。僕はカレー炒飯を食べたが冷凍のミックスベジタブルとカレー粉って感じで全然美味しいものを作ろうと考えて作っていない。食べ終わって会計する時に味は如何でした?って聞くから不味かった事を伝えた。どうも立派な面構えの中華レストランだったが中国人が料理をしていないようだ。

この店までは自転車でやって来たんだけど道を挟んだ隣りセにルビア軍のビルがある。10年前の空爆で無惨にも崩壊しているんだけど修復せずにそのまま残している。僕はここの空爆があった時いったいどのくらいの爆音が響くのか想像してみた。とんでもない音なんだと思うよ。地面も揺れるんだろうな。

店の前でジョージと別れてジョンとジョンの家族のいる家に向かった。サイクリングの旅。坂道もあるしジョンは身体も大きいし力もあるからいつも先に行ってしまい、時折自転車を停めて僕が追いつくのを待つ感じ。サイクリング中だって撮りたくなる被写体にいっぱい出くわす。また結構自転車を走らせてやっとジョンの家族のいる家に着いた。BOYSとADAに行くと約束していたみたいだ。BOYSは既に水着に着替えていて道端で遊んでいた。他の家の子供たちも出て来てワイワイ遊んでいる。ジョンはADAに行ったら湖に入ってその後自転車にも乗ってなんて考えていた。その為には彼の車、VOLVOで自転車を運ばなきゃならない。VOLVOにはルーフキャリアにボックスが設置してあってその中に自転車のキャリアが入っている。そのボックスには鍵がかかっていてどうも鍵はオフィスにあるという。だから今からオフィスに鍵を取りに行くという。その往復で30分強の時間が必要。もう夕方だというのに。一緒にオフィスまで戻ってまた車窓から写真を撮る。こんな感じで彼のペースで物事が進んでいいく。オフィスに戻って僕もカメラの予備用のバッテリーをバックに入れた。そして車はジョンの家族のいる家に戻りました。ボックスから自転車用のキャリアを出して車の後方にまずそれを設置した後、僕らがこの家まで来た自転車2台とBOYSの自転車2台を自転車用のキャリアに括りつける。4台の自転車を運べるキャリアは少ないらしい。これにも結構時間が掛かった。それでさあやっとGO!だ。セルビアの道は不親切で何処何処へとかの説明となるサインが道に出ていない事がよくある。ジョンは早速道を迷った。ADAに着くのはまた遠のいた。ナビが欲しいそうだがセルビアの町のナビのソフトがないらしい。じゃあ、だめじゃん。ADAに着く頃にはもうすぐサンセットの時間だった。それでも少しでも時間があるからジョンはBOYSたちと一緒に湖に入り水浴びを楽しんでいた。僕は体調の事を考えて岸で荷物の見張り番をしながら彼らの写真を撮った。

そしてまた夕食はCEVAPだった。湖のビーチにある"海の家"で食べた。ジョンはCEVAPが好きというよりも安くて簡単で食べれるから選んでいる様に見える。身体を動かせる為のフードなら何でもいい感じだ。BOYSたちともすっかり仲良くなってきている。僕は『チカハルオ=はるお伯父さん』と呼ばれている。

BOYを家まで届けてオフィスに戻った頃が10時を過ぎていた。さあ今夜は土曜日の夜です。11時過ぎにはランチを一緒にしたジョージがオフィスのやって来た。それから後3人の男たちがやって来てオフィスを出てパーティーにも向かったのは3時近かったと思う。ジョンが用事があり出掛けていたので彼が帰って来るまでオフィスでビールを飲みながらワイワイやっていた。結局夜と行っても朝方までパーティーはやっている訳だからスタートも遅い。オフィスはある意味、とっても好条件な場所にある。今夜のパーティーもサヴァ川のボートハウスだが歩いて行ける距離だからね。それは助かる。なんだかんだしてやっとパーティー会場に向かったんだけど音はトランスではなかった。それは残念だったがボートの上でみんな踊ってていい雰囲気なんだよね。女の子たちもゴージャスで粒ぞろいの美女ばかり。本当に女の子のクオリティーは高いには驚く。またここで男の子に声をかけられビールを驕ってもらった。すっかり朝方の時間になっていて朝焼けが気持ち良く展開していた。その朝日を見た時、『Welcome to Serbia』と言われているかのようだった。僕の冒険はこれからだ。

SERBIAに来て6日目。滞在期間が1週間ならもう帰らないと行けないわけだけど3週間の予定だから自分もそのようにゆっくり日々を過ごして適応しているんだと思う。体調もすこぶる良くなっていつもの調子を取り戻して来たから気分もいい。来週から本格的にリストアップしたセルビアで撮れるもの、撮りたいものを撮る様にと思っているんだけどさてジョンと一緒にだとどうなるやら?

セルビアに来ました、友人のジョンに密着して彼の生活を追いながらセルビアを紹介します、なら物事は簡単なんだけれどね。まあそれでもいいが満足する写真を撮って帰りたい。

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by helloharuo | 2009-08-22 23:59 | helloharuo tour 2009


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